ロシアのペスコフ大統領報道官は4日、今月9日の対ドイツ戦勝記念日にプーチン大統領がウクライナに対し宣戦布告する可能性があるとの見方について「あり得ない。たわ言だ」と一蹴した。インタファクス通信などが伝えた。
ペスコフ氏は、プーチン氏が総動員を命じるとの見方についても「ばかげている」と否定。英国のウォレス国防相は、プーチン氏が5月9日にウクライナと戦争状態にあると表明し、宣戦布告して総動員をかける可能性があると述べていた。
ロシアは侵攻を「特殊軍事作戦」と位置付け、戦争とは表現していない。
戦勝記念日には第2次大戦でソ連軍がナチス・ドイツに勝ったことを祝い、ロシア全土で軍事パレードが行われるなど、現代のロシアで最も重要な祝日になっている。(共同)