自衛隊グルメ探訪

海自最北の基地 余市防備隊の厨房拝見

北海道余市町に所在、日本最北の艦艇を擁する部隊が海上自衛隊余市防備隊である。

分厚い豚ロース肉を焼いていく調理員長。この生菱焼きは隊員たちに提供される直前で焼くことになっており、なるべく暖かい食事の提供を考慮してのことである (2014年4月撮影)
分厚い豚ロース肉を焼いていく調理員長。この生菱焼きは隊員たちに提供される直前で焼くことになっており、なるべく暖かい食事の提供を考慮してのことである (2014年4月撮影)

第1ミサイル艇隊(ミサイル艇「わかたか」および「くまたか」)が配備されており、北海道西部である日本海側の警備を担当。任務は爆発物(漂着物)の処理、港湾調査、情報収集のほか、海自艦艇への支援(基地には民間の漁港が隣接しているため、練習艦隊の入港した際の支援など)にあたっている。

青森県の海上自衛隊大湊地方隊隷下の部隊で、本部および第1ミサイル艇隊 (ミサイル艇「わかたか」および「くまたか」)で編成されており、沿岸海域の安全を確保するとともに北海道西部の日本海側を警備区としている。

そんな防備隊を食の面で支えているのが補給科の隊員達だ。補給科全体で7名程だが、その内調理員は2名ほど。調理施設を持たない2隻のミサイル艇の隊員達の食事(停泊時)も賄っており、喫食人数は約10~50名と幅広くなっている。

昼食メニュー

生萎焼き(キャベツ付き)、マカロニサラダ、ニョッキ、中華ソテー、ご飯、すり身汁、りんご、デザート(シフォンケーキ)

※ニョッキ=ジャガイモをベースに団子状としたパスタの一種

すり身汁も完成。隊員たちに出される料理は基本的に手作りが中心となっている
すり身汁も完成。隊員たちに出される料理は基本的に手作りが中心となっている
昼食の配食シーン。生菱焼きは提供する直前で食べやすいように調理員が切り分けている。ちなみに食堂そのものは余市防備隊の本部庁舎内にあり、厨房や食糧庫も同じく同庁舎内にある
昼食の配食シーン。生菱焼きは提供する直前で食べやすいように調理員が切り分けている。ちなみに食堂そのものは余市防備隊の本部庁舎内にあり、厨房や食糧庫も同じく同庁舎内にある
昼食メニュー。時計回りに右上から、生菱焼き(キャベツ、ニョッキなどが添えられている)、すり身汁、ご飯、中華ソテー、シフオンケーキ。デザートのシフォンケーキは調理員による手作りで、ミサイル艇「くまたか」の出航にあわせて出された
昼食メニュー。時計回りに右上から、生菱焼き(キャベツ、ニョッキなどが添えられている)、すり身汁、ご飯、中華ソテー、シフオンケーキ。デザートのシフォンケーキは調理員による手作りで、ミサイル艇「くまたか」の出航にあわせて出された
40席の食堂で昼食中のミサイル艇「くまたか」の隊員たち
40席の食堂で昼食中のミサイル艇「くまたか」の隊員たち
余市防備隊の岸壁より出航するミサイル艇「くまたか」。排水量200トン、全長50メートル、艦対艦ミサイル、76ミリ速射砲などを搭載する
余市防備隊の岸壁より出航するミサイル艇「くまたか」。排水量200トン、全長50メートル、艦対艦ミサイル、76ミリ速射砲などを搭載する

雑誌「丸」
昭和23年創刊、平成30年に70周年迎えた日本の代表的軍事雑誌。旧陸海軍の軍 艦、軍用機から各国の最新軍事情報、自衛隊、各種兵器のメカニズムなど幅広 い話題を扱う。発行元の潮書房光人新社は29年から産経新聞グループとなった 。毎月25日発売。

●月刊「丸」のホームページ

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