主張

こどもの日 ひとりひとりが宝もの 希望を持ち続ける人に

みなさん、おはようございます。今日はこどもの日です。こどもひとりひとりの幸せを願い、成長をみんなでお祝いする日です。

今朝はちゃんと起きられましたか? 朝ごはんはおいしく食べましたか? きちんと起きて、朝ごはんを食べることは大切です。この2年あまりは新型コロナウイルスの影響で、学校に行ったり行かなかったり、外にも出られなかったりと、がまんすることも多かったでしょう。

けれど、ようやく今年のゴールデンウイークは、少し楽しむことができているかもしれません。ゆだんはできませんが、マスクや手洗いをきちんとしたうえで、出かけたり、お友達と遊んだりしましょう。

きょうは12歳の女の子、おおにしわかちゃんが作った絵本を紹介しようと思います。『ビーズのおともだち』という本です。もしかしたら、その名前を聞いたことがあるかもしれません。10歳のとき、NHKテレビで「パプリカ」のFoorin(ふーりん)楽団(がくだん)の一員として活動しました。

でも、わかちゃんは小児(しょうに)がんという病気です。こどものがんで、4歳のときにそれがわかり、入院しました。そのころからビーズを集め始めたのです。病院では、治療や検査をひとつがんばるたびに、きれいなビーズをもらうのです。にじ色のビーズ、お星さまのビーズ、中が黄色い透明ビーズといろいろです。

絵本では、そのビーズから飛び出した妖精(ようせい)が、ひとりでさびしいわかちゃんを励まします。魔法の言葉は「がんばりパワー!」です。そうとなえると、窓の外に大きなにじがかかりました。

この絵本は、いつか絵本作家になりたいと思うわかちゃんが、絵本屋さんと初めて作った作品です。どうして絵本を作ることにしたのでしょう? わかちゃんは「ゆめの世界をうつしたいと思ったから。世界中のみんなに読んでもらいたいな」といいます。つらいことがあっても、それはあなただけじゃない。想像のつばさを広げてみれば、がんばれる。希望を持つことが大切だと、伝えてくれています。

世界にはいろんなこどもたちがいます。たとえばいまウクライナという国で戦争が起きています。たくさんのこどもたちが傷ついたり、家族をなくしたりしています。それが同じこどもたちだということをぜひ知っていてもらいたいと思います。

日本では大人たちが「こども家庭庁」というお役所をつくろうと話し合いを始めています。みなさんが安心して毎日をすごせるように、いろいろなかたちで応援しようというものです。うまくいくように、大人もがんばってもらいたいものです。

今年も国の調査では、15歳未満のこどもの数が、これまでで最も少なくなりました。日本には「子宝」という言葉があります。親にとってこどもは宝ものだという意味です。でも親だけでなく、みなさんは社会全体の宝ものです。そのことを忘れないでいてください。

こどもはいつか大人になります。希望を持ち続ける人になってください。そのとき日本はきっと、もっといい国になっているはずです。

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