ロシアによるウクライナ侵攻は、世界に多くの教訓を突き付けた。その一つは平時におけるインターネット通信網、その他、先端デジタル技術に支えられたデジタルインフラの整備如何(いかん)が、国家的リスクに大きな影響を与えることである。デジタル化周回遅れと言われて久しい日本が為(な)すべきことは何か、その一端を提案したい。
ウクライナから得る教訓
地政学的課題のみならず、グローバルなサプライチェーン(供給網)の分断、大規模災害、パンデミックなど広く国レベルのリスクに対処できるようにデジタル技術と人材を結集することが大切だ。