ブラジルのボルソナロ大統領は3日、米人気俳優レオナルド・ディカプリオさんが10月の大統領選でボルソナロ氏の再選を阻むために若者の選挙登録を呼びかけたことを受け「口をつぐんでいるのがよい」などと非難した。ブラジルメディアが報じた。
環境活動家でもあるディカプリオさんはアマゾン地域の環境保護活動にも熱心で、熱帯雨林開発を推進するボルソナロ氏と対立。ボルソナロ氏は「ブラジル農業がなければ世界は飢えると世界貿易機関(WTO)の長も言っている」とアマゾンの農地開発の正当化を示唆。「ディカプリオはばかなことを言う代わりに口をつぐんでいるのがよい」と首都ブラジリアで支持者の前で話した。
ディカプリオさんは自身のツイッターで、アマゾンの熱帯雨林の大半を抱えるブラジルで「若者の投票が健全な地球に変えるための鍵だ」として、期限である4日までの選挙登録を促していた。(共同)