ウクライナの国営鉄道企業は3日、同国中部や西部で計6カ所の鉄道施設がロシア軍のミサイル攻撃を受けたと発表した。職員や乗客に死者は確認されていないが、インフラが大きく損傷し、列車の運行が乱れたという。ウクライナメディアが伝えた。
鉄道施設への攻撃をめぐっては、露国防省が先月25日にも、中部と西部の変電所など6カ所をミサイルで破壊したと発表していた。ロシアは、米欧側がウクライナに供与した装備品の輸送ルートに打撃を与える思惑だとみられる。
また、ウクライナメディアによると、東部ドネツク州当局は、州内のコークス工場が露軍の砲撃を受け、少なくとも10人が死亡、15人が負傷したと発表した。死傷者数はさらに増える恐れがあるという。