知床沖沈没 海保が運航会社社長を聴取 業過致死容疑

知床遊覧船の桂田精一社長
会見を行う、知床遊覧船の桂田精一社長=4月27日午後、北海道斜里町(鴨志田拓海撮影)

北海道・知床沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽)が運航会社「知床遊覧船」(斜里町)の桂田精一社長(58)を事情聴取したことが4日、捜査関係者への取材で分かった。1管は桂田社長が安全管理を怠り、事故を引き起こしたとみて、業務上過失致死の疑いで調べている。

事故では、これまでに14人の死亡を確認。12人が行方不明のままとなっている。1管などは周辺海域の他、海底に沈んだカズワンを水中カメラで捜索しているが、4月28日に3人が見つかった後は、不明者の発見には至っていない。

同社の運航基準などでは、「運航管理者」の桂田社長は航行中は原則事務所にいて、船長と連絡を取ると定めていた。しかし当時は私用で事務所を離れ、連絡も取っていなかった。桂田社長は家族に配った文書で、「基準通りに運航を行っていれば、事故の発生を回避できた可能性がある」とした。

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