米フロリダ州のデサンティス知事がテーマパーク「ディズニーワールド」に55年間認めてきた税務上の特区を撤廃する州法に署名した。LGBTQ(性的少数者)に関する教育を制限した同州にウォルト・ディズニー社が反対したことへの「報復」と米メディアは伝えた。デサンティス氏は2024年大統領選を視野に売り出し中の共和党強硬派。対決の可能性のある民主党のバイデン大統領は〝異端の保守派〟とみて警戒している。
アトラクション中止も
「性的少数者に関する意見の違いで従来の態度を変えるのは、私が尊敬する保守派の信条と相いれない」。バイデン氏は4月21日の支持者集会でこう述べ、デサンティス氏の特区撤廃を批判した。