ロシア強制収容所、マリウポリ周辺に設置か 米大使、住民連行を懸念

ウクライナ・マリウポリから退避し、近郊の村で再会した息子と抱き合う女性=1日(ロイター=共同)
ウクライナ・マリウポリから退避し、近郊の村で再会した息子と抱き合う女性=1日(ロイター=共同)

米国のカーペンター駐欧州安保協力機構(OSCE)大使は2日、国務省で記者会見し、ウクライナ南東部マリウポリ周辺にロシアが強制収容所を少なくとも4つ設置し、ロシア軍が制圧した他の地域にも複数あるとの見方を示した。ウクライナの住民を捕らえて連行していると懸念を表明した。

カーペンター氏によると、強制収容所でウクライナ政府との関係を疑われた人物は暴行や拷問を受け、殺害されたり失踪したりするケースもある。尋問を経てロシアや親ロ派支配地域に移送される人もいるとしている。

カーペンター氏は、ロシアがウクライナ東部の親ロ派地域で5月中旬ごろに住民投票を実施して「併合」を画策しており、南部ヘルソン州でも同様の動きが見られるとの情報があるとも述べた。ロシアの独立系メディアは4月、ウクライナ東部で5月14、15日にロシアへの編入の是非を問う住民投票がある見通しだと報じていた。

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