野外での厳しい訓練に日々身を投じる陸上自衛隊員はどんなものを食べているのか。そんな疑問に答えるべく陸自が新たに開発した最新の戦闘糧食を記者が試食した。豊富なレパートリーと研究を重ねた味付けに「缶詰に入ったおいしくない食べ物」というイメージはあっさりと一新させられることとなった。
「陸自の糧食を実際に食べてみませんか」
そんな誘いに応じ、東京・市ケ谷駐屯地の隊舎にある食堂に4月21日、防衛省担当記者が集められた。行ってみるとテーブルの上には和洋中、色とりどりのメニューが枡(ます)に入ったお重が4つ。豪華な見た目に歓声があがった。