コロナ禍で大浴場廃止 客室露天やライトアップで誘客図る

銀山温泉のイベントでライトアップされた滝=2020年12月、山形県尾花沢市(同市提供)
銀山温泉のイベントでライトアップされた滝=2020年12月、山形県尾花沢市(同市提供)

日本文化の代表とも言える温泉が、新型コロナウイルス禍で逆境に立たされている。旅行客が減り、不特定多数の人との入浴に抵抗感を抱く人も多い。そんな中、大浴場を廃止し風呂付き客室に改装したり、温泉街をライトアップしたりと温泉地は趣向を凝らし誘客を図っている。

約800年の歴史があるとされる福島県郡山市の磐梯熱海温泉。川沿いの「守田屋」は、かつて宴会場もある団体客向けの旅館だった。少人数旅行のニーズの高まりから約20年かけて全室を露天風呂付きに造り替え、昨年春には大浴場の廃止に踏み切った。

専務の医王田崇さん(41)によると、コロナ禍前に比べて客が増えたという。他の利用者と一緒になるのを懸念し、個室で温泉に入れる宿を探していた人が多く「コロナで大浴場の需要を感じなくなった」という。

銀山温泉のライトアップイベントで、映像が投影された川=2020年12月、山形県尾花沢市(同市提供)
銀山温泉のライトアップイベントで、映像が投影された川=2020年12月、山形県尾花沢市(同市提供)
大浴場を改装した露天風呂付き客室を紹介する「守田屋」専務の医王田崇さん=4月、福島県郡山市
大浴場を改装した露天風呂付き客室を紹介する「守田屋」専務の医王田崇さん=4月、福島県郡山市

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