「竹島訪れる」即撤回 韓国閣僚候補 親日追及に苦しい弁明

新政権の閣僚候補を発表する韓国の尹錫悦次期大統領(中央)=4月10日、ソウル(聯合=共同)
新政権の閣僚候補を発表する韓国の尹錫悦次期大統領(中央)=4月10日、ソウル(聯合=共同)

【ソウル=桜井紀雄】韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期政権の文化体育観光相に内定した朴普均(パク・ポギュン)氏が2日、国会の人事聴聞会で、韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)を就任後に訪問する意向があると答えながら、直後に前言を撤回する一幕があった。

朴氏は韓国大手紙、中央日報の編集局長などを歴任した記者出身で、記者時代に書いた260本余りのコラムに「親日的な歴史観」が表れていると文在寅(ムン・ジェイン)政権の与党「共に民主党」から追及され、「親日」ではないと反論するため、苦しい弁明を迫られている。

尹次期政権は日本との関係改善を目指すが、新閣僚らへの共に民主党側からの執拗(しつよう)な「親日」批判が足を引っ張る可能性がある。

朴氏は与党議員の竹島に関する質問に「われわれの領土」だとし、就任後に訪問する意向が「ある」と答えた。だが、尹次期政権側の「国民の力」議員が、日本の外相は中国が紛争化を狙う尖閣諸島(沖縄県石垣市)を訪問しないと指摘すると、「文化体育観光相が(竹島に)行ったときの波及効果を総合的に考慮して対処する」と言い直した。

朴氏は2013年にソウルで日本側が開いた天皇誕生日レセプションに出席していたが、「(当時の)安倍(晋三)政権の歴史歪曲(わいきょく)」について取材するためだったと釈明。いわゆる徴用工問題の解決に向けて韓国企業が資金を出すべきとの意見を支持したことに関して「日本から謝罪は受けるべきだ」と補足した。

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