静岡国際陸上男子200メートルVの飯塚は後半加速し20秒34

男子200メートル決勝 20秒34で優勝した飯塚翔太(左)。右は2位の犬塚渉=静岡スタジアム
男子200メートル決勝 20秒34で優勝した飯塚翔太(左)。右は2位の犬塚渉=静岡スタジアム

陸上の静岡国際は3日、静岡県袋井市の静岡スタジアムで行われ、男子200メートルは東京五輪代表の飯塚翔太(ミズノ)が向かい風0・4メートルの条件下、20秒34で優勝した。

ゴールすると、右手でスタンドを指さし、両腕を高々と突き上げた。男子200メートルは、飯塚が地元の静岡で会心の勝利を挙げた。盛大な拍手で祝福され、「声援がすごかった。自分らしい走りができた」と、満面の笑みを浮かべた。

昨年は春に右膝を痛め、東京五輪男子200メートルで予選落ちした。後半に失速する課題を修正するため、この日は「最初の100メートルで腕と足のタイミングに集中した」という。前半からほかの選手が飛び出しても焦らなかった。後半はグングン加速し勝ち切った。「余裕を持って走れた」と満足そうに振り返った。

20秒34は7月の世界選手権の参加標準記録に0秒10届かなかった。世界を見据え、今後の課題はスピードだと自覚している。「まずは腕と足のタイミングを合わせることをやってきて、スピードを上乗せするイメージ。自己ベストも更新したい」と、この先の展望を口にした。

今季最大の目標は、世界選手権でファイナリストになること。その先には自身4度目となる2024年パリ五輪がある。「行けるところまで行く」。30歳の意欲は、まったく衰えていない。(小川寛太)

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