特攻隊員慰霊祭、遺族ら祈り 鹿児島・知覧

知覧特攻平和観音堂前で営まれた旧日本陸軍特攻隊員の慰霊祭で、遺族代表として慰霊の言葉を述べる渡辺茂さん(右)=3日午後、鹿児島県南九州市
知覧特攻平和観音堂前で営まれた旧日本陸軍特攻隊員の慰霊祭で、遺族代表として慰霊の言葉を述べる渡辺茂さん(右)=3日午後、鹿児島県南九州市

第二次世界大戦末期の沖縄戦で亡くなった旧日本陸軍特攻隊員の慰霊祭が3日、鹿児島県南九州市の知覧特攻平和観音堂前で営まれた。3年ぶりに全国から遺族が参列し、約200人が平和への祈りをささげた。

慰霊祭では、黙禱(もくとう)や焼香をして1036人を追悼。19歳で亡くなった渡辺次雄少尉の弟の無職、渡辺茂さん(83)は、次雄さんとの最後の別れとなった駅のホームでの場面を紹介し「命の尊さを語り継ぐことを誓う」と話した。

遺族らの一部は隣接する平和会館も訪問。最初に出撃し、24歳で亡くなった特攻隊長の伊舎堂用久中佐を取り上げた企画展を観覧した。

伊舎堂中佐が家族や婚約者に宛てた手紙などが展示されており、沖縄県の石垣島から訪れた中佐の兄の孫に当たる教員、伊舎堂用右さん(51)は「先祖のことを分かりやすく伝えてくれて感動した」と話した。

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