米国防総省高官は2日、記者団に対し、ロシア軍制服組トップのゲラシモフ参謀総長が先週、ウクライナ東部ドンバス地域を数日間訪れたことを確認した。目的については、現地の戦況把握の可能性があるが、正確には分からないと述べた。
高官は、ウクライナ第2の都市、東部ハリコフでウクライナ軍がロシア軍を約40キロ後退させたとの分析も明らかにした。ウクライナ軍の「激しい抵抗」の結果だと強調。ロシア軍はハリコフを掌握したいはずだが、ウクライナ軍がそれを困難にしていると指摘した。
高官によると、ドンバス地域では一進一退の攻防が続き、ここ数日でロシア軍の前進はほとんど見られない。ロシア軍が侵攻開始後に発射したミサイルは2125発以上に達した。投入している大隊戦術群は93個という。(共同)