スポーツ茶論

決勝の代替試合は美談か 橋本謙太郎

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今春もスポーツ界はコロナの影響を受け、選抜高校野球では広島商が2回戦を辞退した。バレーボールのVリーグではプレーオフ女子決勝第2戦が中止になっている。東福岡の場合、自チームに陽性者がいない中での出場辞退だけにやりきれなさはひときわだったのかもしれない。岩渕専務理事は「(感染対策が)厳しすぎたということはないと思っている」とする一方、今後の大会については「できる限り柔軟に安全安心を担保しながら選手が試合に臨めるようなものにしていきたい」と課題を口にする。

そんな中、スケートボードなどの世界トッププロが出場したXゲームの千葉大会(4月22~24日)では、厚生労働省と協議の上、毎日のPCR検査実施やバブル方式での開催であることを前提に、濃厚接触者も6時間前の検査で陰性の場合は出場可能とした。大会組織委のメンバーで株式会社CBの谷岡弘邦社長は「ここに向けて調整してきた人が自分が感染したわけではないのに出場できないのはおかしいという意識はある」と語る。

新年度が始まり、合宿や各大会を楽しみにしている子供たちは多い。一度しかないこの一年が少しでも充実した日々になってほしい。刻々と変化する感染状況や社会のコロナ対策を踏まえ、安全で制約の少ない環境をどこまで整えることができるか。スポーツ界の戦いが続く。

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