オーストラリア野球リーグ(ABL)が、新規に日本人を主体としたチームを参入させる構想を打ち出し、日本側と最終調整が進んでいることが3日、関係者の話で分かった。日本側でチーム結成などが順調に進めば、オーストラリアで拠点のホームタウンを決め、2023年11月開幕のシーズンから本格参入する。
南半球のオーストラリアは日本と夏冬が逆。プロリーグのABLは日本がシーズンオフ中の開催で、プロ野球球団にも選手派遣の協力を呼びかける。若手選手にとっては経験を積み、実力をアピールする舞台になる。ABLにとっては日本市場の開拓が魅力だ。
ABLは、元プロ野球ロッテ投手の清水直行氏が引退後にニュージーランドで形成した人脈を通じ、日本のスポーツマーケティング会社と交渉を開始。社会人や自由契約となったプロ野球選手らを集めたトライアウトなどを行いチームを編成する方針。(共同)