米国防総省高官は2日、記者団に対し、ウクライナ軍が第2の都市、東部ハリコフの約40キロ東方にロシア軍を後退させたとの分析を明らかにした。(共同)
ロシア軍の後退について、米国防総省高官はウクライナ軍の「激しい抵抗」の結果だと強調。ロシア軍はハリコフを掌握したいはずだが、それを困難にしていると指摘した。
同高官によると、東部ドンバス地域(ドネツク州とルガンスク州)では一進一退の攻防が続き、ここ数日でロシア軍の前進はほとんど見られない。
ロシア国防省は3日、前夜に巡航ミサイルで南部オデッサ近郊の空港を攻撃し、欧米から供与された軍用無人機やミサイル、弾薬の格納庫を破壊したと発表。他にハリコフ州やドネツク州、南部ヘルソン州などを空爆し、計75地点を破壊したとしている。