家康、円滑な朝鮮撤兵指示 愛知・岡崎、書状原本発見

豊臣秀吉による朝鮮出兵を巡り、撤兵を円滑に終えられるよう徳川家康が指示した書状の原本
豊臣秀吉による朝鮮出兵を巡り、撤兵を円滑に終えられるよう徳川家康が指示した書状の原本

豊臣秀吉による朝鮮出兵を巡り、徳川家康が撤兵を円滑に終えられるよう、九州で指揮を執っていた浅野長政に指示する内容の書状原本が見つかった。愛知県岡崎市美術博物館が2日までに明らかにした。秀吉没後、家康が五大老の一人として政権運営を担っていた様子がうかがえる。書状の存在は写しで知られていたが、原本が確認されたのは初めて。

同館によると、書状は慶長3(1598)年11月3日付。長政からの手紙に返信する内容で「朝鮮のことをつぶさに報告されたのは潔いことです。相違なく撤退されることがもっともです」などと記されている。

原本には、写しに記載のなかった「参着可申候(到着するでしょう)」という5文字も見つかった。

昨年3月に個人所有者から「家康ゆかりの地である岡崎市で役立ててほしい」と寄託された。花押(サイン)の形状などから、本物と判断したという。

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