いまだ衰えぬ人気 きょうはhideさん命日 追悼ライブ、7月には映画も

平成17年に閉館した記念館「hide MUSEUM」にはhideさんの遺品が数多く展示されていた=神奈川・横須賀市(平成17年5月撮影)
平成17年に閉館した記念館「hide MUSEUM」にはhideさんの遺品が数多く展示されていた=神奈川・横須賀市(平成17年5月撮影)

ロックバンド「X―JAPAN」のギタリスト、hideさん=享年(33)=の逝去から、2日で24年。今年は、新型コロナウイルス禍で延期を余儀なくされていた追悼音楽イベントが数年ぶりに復活する。また7月には、死後にhideさんの音楽を世に出すために奮闘した人々の映画も公開。hideさんの墓地には献花に訪れる人が後を絶たず、希代のアーティストの人気は、いまだ衰えずにいる。

hideさんは、リーダーのYOSHIKIさんの誘いでX-JAPAN(当時は「X」)に加入し、平成元(1989)年にメジャーデビュー。同4(1992)年には東京ドームでの3日間連続公演を実現するなど、成功を収めた。

バンドは派手なメイクや髪型で「ヴィジュアル系」と呼ばれる音楽ジャンルの先駆者となったが、なかでもhideさんは卓越したファッションセンスで人気を牽引。音楽面でも耳なじみの良いギターの旋律や、ポジティブなメッセージを発する歌詞で、多くのファンを魅了した。

バンドは同9(1997)年に解散。同年年末に行われた解散ライブでhideさんは冒頭、精神的に不安定だったボーカルのToshlさんに笑顔で声をかけ、盛り立て、ステージを支えた。

hideさんはソロ活動を精力的に行っていたが、翌10(1998)年5月2日に急逝。築地本願寺(東京)で行われた葬儀には、5万人規模の参列者が訪れたという。12(2000)年には生誕地の神奈川県横須賀市に記念館「hideミュージアム」が建設され、17(2005)年の閉館までに約40万人が訪れた。

紆余曲折を経て、X-JAPANは19(2007)年に再結成。以降、命日の5月2日はメンバーを中心に音楽イベントが行われ、後続のバンドが多数出演していた。

令和2(2020)年以降は、新型コロナウイルスの感染拡大で延期・中止を余儀なくされていたが、今年はパシフィコ横浜国立大ホール(横浜市)で「hide Memorial Day 2022 Sing along Live “Hi-Ho!”」と題した大型イベントが有観客で開催される。「LUNA SEA」のJさんら、ゆかりのアーティストが出演。YOSHIKIさんも1日、ツイッターで出演を表明した。

また7月には、映画「TELL ME~hideと見た景色~」(塚本連平監督)が公開される。実弟、松本裕士氏の著書「兄弟 追憶のhide」を映画化したもので、俳優の今井翼さんが主演。hideさんが生前に残した音楽を、世に送り出すための人々の奮闘が描かれる。

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