酒田市長、中1自殺の再調査は「困難」 遺族不満も

山形県酒田市立中1年の石沢準奈さん=当時(13)=が昨年2月に自殺した問題で、丸山至市長は2日、これ以上の調査をしても結果を得るのは困難との見方を記者会見で示した。

令和3年3月に学校と市教育委員会がまとめた報告書は、いじめを認定しなかった。市教委の第三者委員会はいじめを認める報告書をまとめ、今年4月に遺族に提出。遺族は取材に「加害生徒に関する記述やいじめの具体的な内容がなく、知りたかった部分が分からない」と訴えていた。

遺族側は今後、第三者委の報告書に対する意見書を市長に出す見込み。市長の判断次第で市長直轄の新たな第三者委設置が可能となる。丸山氏は「市教委とのやりとりを踏まえた」とした上で、再調査に否定的な立場を示した形だ。

4月の遺族への報告書提出の際、第三者委メンバーの立ち会いがなかった。この点に遺族が不信感を示していることについて、丸山氏は「時間を取っても良かった」と述べる一方、市教委や第三者委の判断を尊重する考えを示した。

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