海保、飽和潜水で捜索へ 深い海で作業、調査進展も

観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」(関係者提供)
観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」(関係者提供)

北海道・知床沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故で、海上保安庁は2日、深い海への潜水が可能な「飽和潜水」という専門技術を持つ民間業者と契約し、5月中にも船内の捜索を開始すると明らかにした。大きな水圧がかかる深い海での作業に備え、時間をかけて体を慣らしてから潜る技術。難航している船体調査が進展する可能性がある。

観光船「KAZU Ⅰ」が沈没した現場海域で、水中カメラを用いて行われた海上自衛隊の掃海艇による捜索作業=1日午後2時54分、北海道・知床半島沖
観光船「KAZU Ⅰ」が沈没した現場海域で、水中カメラを用いて行われた海上自衛隊の掃海艇による捜索作業=1日午後2時54分、北海道・知床半島沖

沈没事故などに対応する海上保安庁の特殊救難隊でも水深60メートル程度が限界で、作業時間も限られる。飽和潜水は潜るポイントの水圧に備え、あらかじめ体を合わせるため準備に時間がかかるが、より深い海中での長時間作業に耐えられる。

観光船「KAZU Ⅰ」が沈没した現場海域を捜索する海上保安庁の巡視船=1日午前11時14分、北海道・知床半島沖
観光船「KAZU Ⅰ」が沈没した現場海域を捜索する海上保安庁の巡視船=1日午前11時14分、北海道・知床半島沖

カズワンは29日、水深約120メートルの海底で見つかった。海保などは、船の開口部から遠隔操作で水中カメラの進入を試みているが、深い海は視界が悪く、速い潮流に阻まれて難航している。

観光船「KAZU Ⅰ」が沈没した現場海域で、水中カメラを用いて行われた北海道警の捜索作業=1日午前9時47分、北海道・知床半島沖
観光船「KAZU Ⅰ」が沈没した現場海域で、水中カメラを用いて行われた北海道警の捜索作業=1日午前9時47分、北海道・知床半島沖
観光船「KAZU Ⅰ」が沈没した現場海域で、水中カメラを用いて行われた北海道警の捜索作業=1日午前9時47分、北海道・知床半島沖
観光船「KAZU Ⅰ」が沈没した現場海域で、水中カメラを用いて行われた北海道警の捜索作業=1日午前9時47分、北海道・知床半島沖
観光船事故の行方不明者の捜索を終え、ウトロ港に戻った北海道警の警備艇「いしかり」=1日午後、北海道斜里町
観光船事故の行方不明者の捜索を終え、ウトロ港に戻った北海道警の警備艇「いしかり」=1日午後、北海道斜里町
荒天のため、出航できない観光船や漁船が並ぶ北海道斜里町のウトロ港=2日午前
荒天のため、出航できない観光船や漁船が並ぶ北海道斜里町のウトロ港=2日午前

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