異論暴論

6月号 好評販売中 置き去りの課題 問題化しない大問題を直視

正論6月号表紙
正論6月号表紙

深刻な事態でも直視されずに放置されたまま。場合によっては深刻化して問題は表面化する。こうした問題を「問題化しない大問題」として特集した。

ジャーナリスト、三品純氏の「熱海土石流は人災だ」は、静岡県熱海市で昨年7月に起こった土石流災害を取り上げているが、地元には「起こるべくして起きた」といえる事故だった。なぜ、防げなかったのか。現地取材に基づき徹底考察する。

麗澤大学、八木秀次教授の「『同性愛は先天的』否定する科学的証拠」も興味深い。フェミニズムやジェンダーの界隈(かいわい)から「同性愛は先天的なものだ」という言説が声高に叫ばれる。だが、科学的には否定する根拠は多数示されており、これらは都合よく無視される。

開拓史家、海堂拓己氏の「『北海道開拓』何が悪いのか」も驚かされる。北海道では「開拓」の歴史は反省や否定の対象になり、「開拓者の大地」と表記しただけで「差別」と責められ、「言葉狩り」にあう。歴史観の改変は静かに進行する。

このほか作家、竹田恒泰氏の「教科書検定の高い参入障壁」では教科書や教科書検定を、弁護士、岡島実氏の「弁護士会〝政治決議〟の病弊」では弁護士会のあり方を、評論家、篠原章氏は「沖縄が脱却すべき補助金依存体質」に焦点をあてた。(安藤慶太)

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