マリウポリ「2日間停戦」とゼレンスキー大統領

1日、ウクライナ・マリウポリから退避し、近郊の村に到着したアゾフスターリ製鉄所の従業員(ロイター=共同)
1日、ウクライナ・マリウポリから退避し、近郊の村に到着したアゾフスターリ製鉄所の従業員(ロイター=共同)

ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、ロシア軍が「制圧」を宣言したウクライナ東部マリウポリで民間人退避のため「初めて2日間の停戦が実現した」とビデオ演説で表明した。民間人がとどまっていた製鉄所から1日に第1陣が脱出、2日も「退避作業を続けるために必要な条件が整うことを望む」と述べた。

マリウポリ市議会は、2日は製鉄所以外の市民も退避させる計画としている。

ただウクライナ軍関係者は、1日の退避作業後にロシア部隊が砲撃を再開したと明らかにした。退避が計画通り進むかどうかは不透明さが残る。ゼレンスキー氏が言及した2日間の停戦の日付は不明。(共同)

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