女子体操の次世代エースは誰だ! 寺本、畠田瞳ら相次ぎ引退

一方、先行きに不安も残った。優勝した笠原が決勝で行った4種目の得点を合計すると、52・799。今後の国際大会を見据え、同協会ではトップ選手に54点以上の得点を期待していたが、超える選手はいなかった。ミスが目立った故に点数が低くなった一面もあるが、予選でも4人が53点台を出すにとどまり、「点数を見ると、もう少しとってほしい思いはあった」と田中強化本部長。次世代のエースといえる存在は、まだ見えてきていない。

通常、五輪は4年周期で行われるが、昨夏の東京五輪が1年延期されたため、次のパリ五輪までの間隔は1年短縮される。田中強化本部長は、今後の課題として段違い平行棒や平均台の強化を掲げ、「ミスをなくしたり、安定感を出していかないと国際大会に行って戦えない」と強調し、「(パリ五輪まで)もう時間がない。慌ててやっていかないといけない」と危機感を口にした。(運動部 小川寛太)

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