書評

『「ハコヅメ」仕事論』泰三子・山中浩之著

女性警察官の日常を描いた大ヒット漫画『ハコヅメ 交番女子の逆襲』(講談社)の著者による異色のビジネス書だ。著者は警察官として10年勤務し、交番勤務や防犯広報に従事したのち漫画家に転職した。本書では「話がしやすい現場のリーダー」「警察の管理職には人気商売の面も」など、自身の経験を基に警察組織の教育体制や人間模様を語る。

男性が圧倒的に多数派の過酷な職場で女性がどう働くか。犯罪捜査や被害者対応に臨む際、方針を決める権限のある幹部に女性が少ないことで起きる弊害は。なぜ多様性が求められるか、考えるきっかけにも。(日経BP・1760円)

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