オリ、あと一本が出ず ラベロは2打席連続併殺打

【西武―オリックス】八回、プロ初安打を放ち、ベンチでナインに迎えられるオリックスの池田(左)=5月1日、京セラドーム(中島信生撮影)
【西武―オリックス】八回、プロ初安打を放ち、ベンチでナインに迎えられるオリックスの池田(左)=5月1日、京セラドーム(中島信生撮影)

オリックスは1日の西武戦で再三、得点圏に走者を進めながら、得点は二回の1点のみで1-2で競り負けた。この3連戦は2勝1敗と勝ち越したが、得点は5。重苦しさが続く攻撃に中嶋監督は「あと一歩。内容が寂しい」と頭を抱えた。

4打席全て出塁した4番吉田正の好調ぶりを生かせない。二、四回の無死一、二塁の好機では6番ラベロがともに内野ゴロの併殺打。中嶋監督は「当てにいってゲッツーとは…」と苦い表情。1-1の八回には2死一、三塁で吉田正は申告敬遠で歩かされ、満塁で5番安達が打ち取られた。

新型コロナウイルスの影響で福田、杉本を欠く中、きらりと光った新戦力も。「9番・右翼」でプロ初出場した池田が八回、西武2番手、平良の156キロのストレートを右前にはじき返すプロ初安打。18歳の高卒ルーキーは「力負けしないようにバットを振った」と初々しかった。指揮官は「チャンスと思っていってほしい」と、このときばかりは表情を緩めた。

7回1失点、11奪三振だった山岡の好投をふいにするなど、投手に負担がかかり続けている。中嶋監督は「何とか援護しないと」と切り替えを強調していた。(鮫島敬三)

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