地村富貴恵さん兄 浜本雄幸さん葬儀 「一番苦しいときに尽力」

浜本雄幸さん
浜本雄幸さん

北朝鮮に拉致され、帰国した地村富貴恵さん(66)の兄で、4月28日に93歳で亡くなった浜本雄幸(ゆうこう)さんの葬儀が1日、福井県小浜市の斎場で営まれた。

地村富貴恵さんは、夫の保志さん(66)とともに昭和53年、同市で北朝鮮工作員に拉致され、平成14年に帰国した。浜本さんは平成9年に結成された家族会に参加し、富貴恵さんら被害者の救出に奔走。富貴恵さんの帰国後は徐々に活動を弟の七郎さん(70)に譲ったが、以降も拉致被害者全員の帰国を願い続けた。

葬儀には親族や知人ら約60人が参列。斎場には、ありし日の浜本さんの写真が飾られ、被害者の救出のため講演会や署名活動をする写真や、帰国後の富貴恵さんらと写るものもあった。

七郎さんは取材に「優しく、人徳のある兄だった。結成当初は、現役だった私を気遣い『お前は来なくていい』と、活動を引き受けてくれた」と感謝した。

参列した横田めぐみさん(57)=拉致当時(13)=の弟で家族会代表の拓也さん(53)は、「家族会が一番苦しいときに尽力された。感謝し、ご冥福をお祈りする」と悼んだ。

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