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考え方変えれば生きやすく 井桁弘恵

井桁弘恵 ©テレビ東京
井桁弘恵 ©テレビ東京

職場での嫉妬や嫌がらせ、インターネットの交流サイト(SNS)での中傷など、現代社会のさまざまなストレスを「私は私、かわいく、強く!」と笑顔でかわす最強美女、白川桃乃を描いた話題の漫画「メンタル強め美女白川さん」がドラマになった。「漫画を読んだときは白川さんはずっと笑顔でいる女性だと思いましたが、実際には落ち込んだり切れたりしている。自分の感情に嘘をつかずに演じたい」と意気込む。

これまでの放送では、容姿をいじってくる男性社員に愛想笑いで返し自己嫌悪におちいる先輩の町田杏花(野呂佳代)、ちやほやされる白川がおもしろくない先輩の梅本カンナ(秋元才加=さやか)らとの関係が描かれた。落ち込む町田に、前向きでポジティブな「白川さん」は堂々と言い放つ。

「そんな失礼な人間の美意識とか、信用するに値しなくないですか?」

原作の漫画でも人気のこのせりふは特に印象に残っているといい、「女性だけでなく男性にもささると思います。SNSの広がりで誰しもいろいろな感情になることがあると思いますが、このせりふには共感できるんじゃないでしょうか」と語る。

自身もSNSのコメントに一喜一憂したり、他人の価値観にとらわれて落ち込んだりすることがある。そういうときは「それで関係が切れるなら仕方ないと思うようにしています。それより助けてくれる家族や周りの人たちの温かさに目を向け、最終的には何とかなるや、と思います」と気持ちを切り替える。

これが民放連続ドラマ初主演。プレッシャーはあったが、「まずは演じる仕事を一生懸命やるのが大事だと思うことにしました」。収録現場では、野呂や秋元ら経験豊富な先輩たちがどんな芝居も受け入れてくれたため、だんだん楽しくなっていったという。

「白川さんも、ただメンタルが強い人ではないと思います。他人の言動に傷ついてはいるけれど、ポジティブになるにはどうしたらいいかを考え、実行に移せる。自分の心との向き合い方が上手な女性だと思うんです」

そんな境地にはまだたどりつけないというが、「このドラマは白川さんみたいになるべきだと伝えたいわけではない。少し考え方を変えるだけで生きやすくなるというメッセージが伝われば」と最強の笑顔でアピールした。(道丸摩耶)

いげた・ひろえ 平成9年生まれ、福岡県出身。30年に結婚情報誌「ゼクシィ」のCMガールオーディションに合格し、注目を集める。令和3年10月から、「おしゃれクリップ」(日本テレビ)で山崎育三郎とMCを担当。今年4月から、「ヒルナンデス!」(同)、「NHK高校講座 地理総合」(Eテレ)にレギュラー出演。女優、ファッションモデルとして、雑誌やCM、映画、ドラマで幅広く活躍する。

「メンタル強め美女白川さん」は、テレビ東京、水曜深夜0時半。

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