アフガニスタンの首都カブールのモスク(イスラム教礼拝所)で29日に爆発があり、ロイター通信はモスク指導者の話として、少なくとも礼拝者50人が死亡、多数のけが人が出たと報じた。テロの可能性がある。犯行声明は確認されていない。
29日は、イスラム教徒が日中に飲食しないラマダン(断食月)の最後の金曜礼拝だった。モスク指導者の男性は「礼拝に参加した何者かが爆発物を爆発させた」と語った。
イスラム主義組織タリバン暫定政権のムジャヒド報道官は29日、爆発を受け「最も強い言葉で非難する。犯罪者を見つけ出し、処罰する」とツイートした。
ラマダン中は信仰心の高まりから武装勢力の活動が活発になるとされる。アフガンでは、過激派組織「イスラム国」(IS)によるテロが相次いでいる。(共同)