首相、きょう午後ベトナム訪問 対中連携確認へ

インドネシアのジョコ大統領との会談を終え、取材に応じる岸田首相=29日、ジャカルタ(共同)
インドネシアのジョコ大統領との会談を終え、取材に応じる岸田首相=29日、ジャカルタ(共同)

【ジャカルタ=杉本康士】東南アジア、欧州諸国を歴訪中の岸田文雄首相は30日午後、ベトナムを訪問する。1日にはベトナムのファム・ミン・チン首相やグエン・スアン・フック国家主席らと会談。南シナ海で中国と領有権を争うベトナムとの間で、同海域や東シナ海での力による一方的な現状変更に反対し、安全保障協力を強化したい考えだ。

ベトナムではロシアによるウクライナ侵攻についても協議する。ベトナムは旧ソ連製兵器の購入などを通じてロシアと安全保障面でのつながりが強い。国連総会のロシア非難決議は棄権し、国連人権理事会からロシアを追放する決議案では反対に回った。このため、首相は対中連携を維持しつつ、対露圧力の強化に関しても理解を求めたい考えだ。

これに先立ち、首相は30日午前、インドネシアで元日本留学生と懇談するほか、日系企業関係者とも意見交換。同日午後にはカリバタ英雄墓地を訪れ献花する。ベトナム入りした後は、30日夜にチン首相主催の夕食会に出席する。

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