北京でPCR義務化へ 交通機関利用で必須に

30日、北京市中心部のショッピングモールの入り口には、48時間以内に受けたPCR検査の陰性証明の所持を求める掲示が置かれていた(三塚聖平撮影)
30日、北京市中心部のショッピングモールの入り口には、48時間以内に受けたPCR検査の陰性証明の所持を求める掲示が置かれていた(三塚聖平撮影)

【北京=三塚聖平】中国メディアは30日、北京市の交通機関や公共施設を利用するのに、7日以内のPCR検査の陰性証明が5月5日から必要になると報じた。北京で新型コロナウイルスの感染が拡大傾向にある中、PCR検査を事実上義務化する動きだ。市民に検査を定期的に受けさせることで、習近平政権が掲げる「ゼロコロナ」政策を堅持する方針とみられる。

公共施設の具体的な定義は示されていないが、政府機関や娯楽施設、スーパー、レストランなど幅広い場所が対象とみられる。医療機関に入るには48時間以内の証明を求める。証明は主にスマートフォンで見せるため、交流サイト(SNS)には「携帯電話を持たない老人はどうするのか」という投稿もみられた。

北京市当局はこれに先立つ30日から5月4日までの労働節(メーデー)の連休中、公共施設に入るのに48時間以内の証明を求めた。

連休初日の30日、市内のショッピングモールやコンビニなどの入り口では、係員が来店客の証明を確認していた。連休後に出勤や通学する際にも48時間以内の証明が必要になる。5月3日からは市民が検査を無料で受けられる措置を始める。

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