大橋、地力の高さ見せつけ貫禄V 競泳日本選手権

女子200メートル個人メドレー決勝。優勝した大橋悠依のバタフライ=横浜国際プール
女子200メートル個人メドレー決勝。優勝した大橋悠依のバタフライ=横浜国際プール

東京五輪2冠の女王が、地力の高さを見せつけた。30日に行われた競泳の日本選手権女子200メートル個人メドレーで、大橋悠依(イトマン東進)が2分10秒70で優勝。2位だった3月上旬の代表選考会から1秒以上タイムを縮め、「泳ぎ方がよく分かっている種目。10秒台を出せて、とりあえずの現状や、やってきたことの確認ができた」と笑顔で振り返った。

4月23日まで高地合宿を行い、今大会は「疲労がある」状態で臨んでいる。その影響からスピードがまだ足りていないと分析し、決勝は後半に勝負をかけた。2番手で平泳ぎを終えると、最後の自由形でさらにギアを上げてトップに立ち、他を寄せ付けなかった。

決勝に進んだ8人中、26歳の大橋は最年長だ。15歳で2位に入った成田実生(金町SC)ら、年齢が10歳以上若い選手が台頭する状況にも、大橋は「勝負の世界なので負けたくない気持ちもあるが、自分がしたい泳ぎやレースをどうするかが大事。自分が引っ張っていけて、下の選手が上がってきてくれているのはうれしい」と前向きにとらえている。

今大会後は5月下旬の欧州グランプリに参戦し、6月の世界選手権(ブダペスト)に乗り込む。大舞台に向け、「気楽に、番狂わせを起こせるような、その過程を楽しみながらチャレンジしたい」と充実感たっぷりに語った。(久保まりな)

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