作家の村上春樹さん(73)が、米作家スコット・フィッツジェラルド(1896~1940年)による未完の遺作『最後の大君』の新訳(中央公論新社)刊行に合わせ、産経新聞などのインタビューに応じた。翻訳をしながら見つめ直した何かを希求する心の大切さ、さらには、戦禍のウクライナ、映画「ドライブ・マイ・カー」のことまで話は多岐にわたった。
自分が変わっていく実感があった40代
「小説家になる前から彼の作品が好きでこつこつ翻訳してきた。フィッツジェラルドは僕の出発点だし一種の文学的ヒーローなんです」
作家の村上春樹さん(73)が、米作家スコット・フィッツジェラルド(1896~1940年)による未完の遺作『最後の大君』の新訳(中央公論新社)刊行に合わせ、産経新聞などのインタビューに応じた。翻訳をしながら見つめ直した何かを希求する心の大切さ、さらには、戦禍のウクライナ、映画「ドライブ・マイ・カー」のことまで話は多岐にわたった。
「小説家になる前から彼の作品が好きでこつこつ翻訳してきた。フィッツジェラルドは僕の出発点だし一種の文学的ヒーローなんです」