シャーマン米国務副長官は28日、訪米しているベラルーシの反政権派チハノフスカヤ氏と首都ワシントンで会談し、ロシアによるウクライナへの侵攻で「共謀」しているとして、ベラルーシのルカシェンコ政権の責任を追及する考えを示した。国務省が29日発表した。
ロシア軍の出撃拠点となり、侵攻に協力しているベラルーシの政権をけん制し、反政権派への連帯を示す狙いがあるとみられる。
シャーマン氏は反政権派弾圧の停止や政治犯の無条件釈放をルカシェンコ政権に要求し、民主化を求めるベラルーシ市民を支援すると強調した。会談にはブリンケン国務長官も一部加わった。
チハノフスカヤ氏は国際平和研究所(ノルウェー・オスロ)のウーダル所長が今年のノーベル平和賞受賞者の最有力候補に挙げている。(共同)