大阪・東住吉で道路陥没し車転落 下水管外れ漏水

大阪府道交差点で下水管漏水のため発生した陥没。府警などが交通整理を行った=29日夕、大阪市東住吉区矢田(大阪市提供)
大阪府道交差点で下水管漏水のため発生した陥没。府警などが交通整理を行った=29日夕、大阪市東住吉区矢田(大阪市提供)

大阪市は30日、同市東住吉区矢田の府道交差点で、下水管の漏水のために道路が陥没したと発表した。陥没した道路は縦2・3メートル、横1・9メートル、深さが最大1・5メートルで、29日昼に車が転落して破損する事故が発生。30日早朝までに穴を埋め戻し復旧した。

市などによると、29日午後3時35分ごろ、走行中の車が陥没に落下し、バンパーを破損。けが人はなかった。片側2車線のうち1車線を通行止めにして工事を行い、30日午前5時40分ごろ復旧したという。

大阪府道交差点で下水管漏水のため発生した陥没部分=29日夕、大阪市東住吉区矢田(大阪市提供)
大阪府道交差点で下水管漏水のため発生した陥没部分=29日夕、大阪市東住吉区矢田(大阪市提供)

市によると、現場では28日に下水管の交換工事が行われたが、時間内に終了せず、古い下水管と新しい下水管を仮設の管でつなぎ、後日完成させる予定だった。29日昼、局所的に強い雨が降り、下水管内を大量の水が流れたために仮設の管とつないだ部分が外れ、地中に漏水。現場の道路下に空洞ができたとみられる。市は穴の埋め戻し工事とともに、下水管の交換も完了させた。

市建設局南部方面管理事務所は「大変ご迷惑をおかけしたこと心よりおわび申し上げる。今後、事故の原因究明と再発防止に取り組む」としている。

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