PCR検査を受ける市民ら=29日、北京市朝陽区(共同)中国国家衛生健康委員会幹部は29日に記者会見を開き、新型コロナウイルス感染の抑え込みを目指す「ゼロコロナ」政策は有効だと改めて強調した。上海でロックダウン(都市封鎖)が長引き、北京でも部分的な封鎖が拡大。市民から政策転換を求める声も出ているが「人民戦争」に打ち勝つため厳格な対策を続けると訴えた。
北京市では28日に市中感染者を49人確認。29日は小中学校や幼稚園が一斉休校・休園し、一部地域はショッピングモールや映画館、カラオケ、飲食店などを一律休業とした。4月下旬に入って感染拡大への警戒が高まり、地域ごとに細分化した封鎖や外出制限が増えている。
最近の中国は主にオミクロン株が流行。無症状や軽症が多く、早期発見が難しい。(共同)
PCR検査に並ぶ市民ら=29日、北京市朝陽区(共同)29日、封鎖されたマンション敷地内でPCR検査に並ぶ住民ら=中国上海市(共同)29日、封鎖されたマンション敷地内を消毒する作業員=中国上海市(共同)新型コロナ感染疑い例が1人出たため封鎖されたマンション。夜中にPCR検査が行われ、住民が列を作った=28日、北京市朝陽区(共同)封鎖され、周囲に壁が設置されたビル=27日、北京市朝陽区(共同)封鎖され、周囲に壁が設置された居住区=27日、北京市朝陽区(共同)封鎖された居住区で、柵越しにインターネット通販などで購入した荷物を受け取る住民ら=27日、北京市朝陽区(共同)新型コロナ感染疑い例が1人出たため封鎖され、閉じられたマンション出入り口の柵の門。外には防護服姿の担当者が立っていた=28日、北京市朝陽区(共同)