東京五輪・パラリンピックのボートやカヌーの競技会場として新設された海の森水上競技場(東京都江東区)の一般利用が29日、始まった。ボートやカヌーの体験会、アイドルの野外音楽フェスティバルなども実施され、大人から子どもまで多くの人が訪れた。
東京都の小池百合子知事はビデオメッセージで「今後多くの競技大会を開催する予定。そして音楽などを楽しむエンターテインメント空間としても新しい感動や多様な価値をお届けしてまいります」とレガシー(遺産)活用のビジョンを語った。
5月にはボートの全日本選手権を開く。東京五輪で女子軽量級ダブルスカルに出場した冨田千愛(東大RSL)は「ボートは関係者以外が見にくる機会があまりない。試合の時にいろんなフェスやライブをして、たまたまボートの試合も見て興味を持ってもらえればうれしい」と期待した。