織田陸上男子100メートルで小池、強風耐えV 10秒49「合格点は超えた」

【織田幹雄記念国際陸上競技大会】 男子100m決勝 優勝した小池祐貴  =エディオンスタジアム広島(撮影・林俊志)
【織田幹雄記念国際陸上競技大会】 男子100m決勝 優勝した小池祐貴  =エディオンスタジアム広島(撮影・林俊志)

陸上の織田記念国際は29日、広島市のエディオンスタジアム広島で行われ、男子100メートルは東京五輪代表の小池祐貴(住友電工)が10秒49で制した。

優勝が決まると、自然とほほが緩んだ。小池は男子100メートルで予選、決勝ともに地力の高さを見せ、今季の国内初戦を制した。決勝は3・3メートルの向かい風だった。10秒49にとどまったタイムにも「許してあげようかな。合格点は超えたんじゃないか」とうなずいた。

悪天候に動じなかった。予選は強い雨と風の中でのレースだった。好敵手の多田が決勝進出を逃す波乱もあった。自身は「国内のトラックの感覚をつかみながら、一番いいリズムで走れればと思っていた」と、走りに集中した。

今季は米国で調整を開始した。「中盤以降を重視している方がタイムがいい。データを信じて、その方向でやってきた」。抑え気味でスタートし、最大速度が出る中盤以降でしっかり力を出し切るレースプランを決勝でも貫き、力強い走りで勝ちきった。

100メートルに出場した昨夏の東京五輪では準決勝に進めなかった。今季最大の目標は、7月に行われる世界選手権(米オレゴン州)に出場し、個人種目で決勝に進出すること。「感触は悪くない。気温とともに体の調子を上げていく」。夏の大舞台へ、さらなる上積みを目指す。(小川寛太)

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