さいたま市庁舎、浦和から新都心へ 日付またぎ改正条例可決

移転が計画されている市役所本庁舎=22日午後、さいたま市浦和区(兼松康撮影)
移転が計画されている市役所本庁舎=22日午後、さいたま市浦和区(兼松康撮影)

さいたま市議会は29日未明、浦和区にある市役所本庁舎を「さいたま新都心バスターミナルエリア」(大宮区)に移転するための改正条例を賛成多数で可決した。市は令和13年度までの移転を目指して新庁舎を整備する。

条例改正案は28日に提出されたが、移転慎重派の反発も根強く、日付をまたいでの審議となった。慎重派からは「住居表示は大宮区ではなく中央区にすべきだ」といった声が上がり、付帯決議に「さいたま新都心にふさわしい住居表示の実施を検討する」との内容を盛り込むことで折り合った。

旧浦和市、旧大宮市、旧与野市が合併して平成13年にさいたま市が発足した際、旧3市は、新市の庁舎に関し「当面は浦和市役所を活用するが、将来はさいたま新都心駅(旧大宮市)周辺に移転する」と合意した。しかし、旧浦和市民らの反発が根強かったことから移転構想は具体化せず、旧浦和市役所の建物を本庁舎として使用してきた。

清水勇人市長は昨年2月に本庁舎の移転を目指すと表明。計画に対し再検討を求めていた浦和区の自治会連合会が態度を軟化させたことなどから、審議の環境が整ったと判断し条例改正案を提出した。

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