柔道の世界選手権(10月、タシケント)男子100キロ超級代表最終選考会を兼ね、体重無差別で争う全日本選手権(29日、日本武道館)に出場する有力選手が28日、オンラインで記者会見し、2年連続2度目の制覇を狙う太田彪雅(旭化成)は「チャンピオンだと考えず、何が何でも優勝するという気持ちで挑む」と意気込みを語った。
24歳の太田はスピードを生かした柔道で昨年初の日本一に輝き、自信を深めたという。初の世界選手権代表を狙い「自分の柔道を見せ、次につなげたい」と力を込めた。
東京五輪60キロ級金メダルの高藤直寿(パーク24)は推薦枠で2018年以来2度目の挑戦。「小さい者が大きい者に向かっていく勇気を見ていただきたい」と語った。
新型コロナウイルス禍で過去2年は講道館で無観客開催。伝統の大会は3年ぶりに日本武道館に戻り、観客を入れて実施される。