スウェーデンが利上げ　物価高、金融引き締め転換

スウェーデンの中央銀行は２８日、主要政策金利をゼロから０・２５％に引き上げると発表した。ウクライナ危機の影響で物価上昇圧力が想定を超えて強まっており、金融引き締め路線に転換する。５月４日から適用する。利上げは２０２０年１月以来で、今後も年内に２～３回の金利引き上げを想定している。

スウェーデンの３月の物価上昇率は前年同期比６・１％で、２％を掲げる中銀の目標を大きく上回った。中銀は声明で「しばらくの間は物価高が避けられない」との考えを示し、量的金融緩和策を縮小する方針も決めた。（共同）