日独、政府間協議を新設 ロシアに毅然対応

岸田文雄首相(右)との会談に臨むドイツのショルツ首相(左)=28日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)
岸田文雄首相(右)との会談に臨むドイツのショルツ首相(左)=28日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)

岸田文雄首相は28日、ドイツのショルツ首相と官邸で会談した。ロシアによるウクライナ侵攻に毅然(きぜん)と対応し、ウクライナ国民を全力で支える方針で一致した。中国の海洋進出を踏まえ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け緊密に協力することも確認。幅広い分野の協力を深めるため、日独両国の首相や閣僚が参加する政府間協議を新設し、来年の開催を目指すことでも合意した。

両首脳の対面での会談は初めて。岸田首相は会談で、ロシアのウクライナ侵攻を非難した上で「日本は各国と連携し、強力な制裁とウクライナへの支援を強化する」と強調した。ショルツ氏は「制裁はロシアにとって痛手になっている。多くの国が足並みをそろえることが重要だ」と応じた。

会談では、エネルギーのロシア依存低減に向けて協議していくことで一致した。日本はドイツをはじめ欧州各国と足並みをそろえる形で石炭禁輸などの制裁を科している。首相は会談後の共同記者会見で「できるだけ早期にロシア産石炭の輸入をなくすべく官民で連携していきたい」と述べた。

両首脳は、ドイツが議長を務める6月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)の成功に向け結束していく方針を確認した。安全保障分野では、外務・防衛閣僚会合(2プラス2)の早期開催で合意した。

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