女子50バタで池江V「全て出せた」 派遣標準も突破 日本選選手権

女子50メートルバタフライを制し表彰台で笑顔の池江璃花子(右)と、2位の相馬あい=横浜国際プール
女子50メートルバタフライを制し表彰台で笑顔の池江璃花子(右)と、2位の相馬あい=横浜国際プール

28日に横浜国際プールで開幕した競泳の日本選手権女子50メートルバタフライで、池江璃花子(ルネサンス)が25秒49が優勝した。9月の杭州アジア大会(中国)代表の追加選考会を兼ね、派遣標準記録も突破した。

悔し涙を流した3月上旬の代表選考会から2カ月弱。池江は一転して笑顔で最初の種目を終えた。女子50メートルバタフライ。25秒49で制し、派遣標準記録(25秒66)も突破し、9月のアジア大会代表入りをほぼ確実にした。「とにかく優勝できてよかった。今、自分のできる全ては出せた」。笑みが広がった。

スタート直後の浮き上がりから頭一つ抜け出した。伸びのある大きなストロークで25メートル付近からトップに立つと、そのまま差を広げてゴール。電光掲示板でタイムと順位を確認し、安堵の表情を浮かべて「よかった」とつぶやいた。

3月の代表選考会では6月の世界選手権代表入りを逃した。その後、1週間は落ち込んだままだったというが、ゆっくりと調子を取り戻し、「いいトレーニングを積めていた」。タイムを意識しすぎて結果が出なかった選考会の反省を生かし、今回は落ち着いて泳ぎ切れたことで結果につながった。

この夏は、6冠を果たした2018年アジア大会以来、4年ぶりとなる海外での試合に臨む。「自分の新しいルーティンを見つけながら、結果を出すために頑張っていきたい」。瞳には力がこもっていた。(久保まりな)

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