「ウィズコロナ」のGW、感染拡大の懸念ぬぐえず自治体警戒

オンライン形式で行われた記者会見で、新型コロナウイルスの感染防止対策の徹底を呼び掛ける東京都の小池百合子知事=28日午後、都庁(都提供)
オンライン形式で行われた記者会見で、新型コロナウイルスの感染防止対策の徹底を呼び掛ける東京都の小池百合子知事=28日午後、都庁(都提供)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令や蔓延(まんえん)防止等重点措置の適用が全国のどこにもないゴールデンウイーク(GW)は3年ぶり。旅行や帰省などで人の行き来が戻るとみられる。コロナとの共存を図る「ウィズコロナ」に向けた一歩となるが、感染再拡大の懸念はぬぐえず、各自治体の警戒が解けることはなさそうだ。

「(連休中は)開放的な気分を味わうこともできるが、そんなときこそ感染防止対策を忘れないでいただきたい」

東京都の小池百合子知事は28日の記者会見で、手洗いやマスクの着用、室内の換気など感染防止対策の徹底を重ねて呼び掛けた。

この日の新規感染者数は5394人で、直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は5050・6人。5905・1人だった1週間前から減少したが依然高い水準で推移しており、専門家は「新規感染者数が十分に下がりきらないまま増加に転じることに、引き続き警戒が必要」と指摘する。

GW期間中には繁華街の人出の増加も見込まれる。都内主要繁華街では今月中旬以降、夜間の人出は1~3月に適用された重点措置期間中の平均より3割増えた。

各地でオミクロン株の主流系統「BA・1」から、より感染力が強いとされる派生系統「BA・2」への置き換わりが進んでいることも懸念材料だ。都内では今月12~18日には、BA・2感染の疑い事例が89・4%を占めた。

ワクチン接種が感染拡大を抑えるカギとなるが、3回目の接種率は若年世代ほど低く、都内では26日時点で20代の接種率は34・2%にとどまる。小池氏は「若い皆さんは特に、ゴールデンウイークの期間を利用して接種してもらいたい」と早期の接種を求めた。

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