今月17日、中国共産党広西スワン族自治区委員会は全体会議を開催し、翌日の広西日報には会議内容に関する党委員会の「公報(公式発表)」が掲載された。それによると、自治区党委は4月21日から党代表会議を招集し、今秋に開催予定の共産党第20回全国代表大会に参加する自治区からの代表を選出すると決めた。そして「公報」は代表選出の基準として「〝2つの確立〟への高度なる自覚」を挙げ、「われわれは領袖(りょうしゅう)に忠誠を尽くし、領袖を守り、領袖に追随し、永遠に領袖を擁護しなければならない」と強調した。
「2つの確立」とは要するに、「党中央における習近平総書記(国家主席)の核心的地位の確立」と、「習近平思想の指導的地位の確立」であり、「領袖に忠誠」という場合の「領袖」も当然、習総書記のことを指している。
つまり、同党委は上述の公報において、習氏個人への忠誠と追随を公然と表明し、習氏のことを領袖として「永遠」に擁護していくことを宣言した。