車いすテニス男子で昨年4月に史上最年少の14歳11カ月でジュニア(18歳以下)の世界ランキング1位となった小田凱人(東海理化)が28日、オンライン会見でプロ選手として活動することを宣言し「障害のある子供たちのヒーローになれるような選手を目指したい」と決意を語った。
車いすテニスでは東京パラリンピック男子金メダルの国枝慎吾(ユニクロ)が、2009年に当時25歳で日本人初のプロ選手に転向。10代でのプロ宣言は異例で、15歳のホープは「責任感は今まで以上に増している」と表情を引き締めた。
シニアの世界ランキング(25日付)で9位につけ、5月31日開幕の全仏オープンに出場予定。自身初の四大大会に向け「(トップ選手と)勝負できるように頑張りたい」と意気込んだ。