ANA2年連続赤字 5年3月期は黒字転換へ

羽田空港に駐機する全日空機
羽田空港に駐機する全日空機

ANAホールディングスは28日、令和4年3月期連結決算の最終損益が1436億円の赤字(前期は4046億円の赤字)だったと発表した。年度を通じた新型コロナウイルス禍の影響で旅客需要が低迷した。通期業績赤字は2年連続。一方、5年3月期連結業績の最終利益は210億円と黒字化を予測。芝田浩二社長は一定の需要回復を見込んだ上で「回復局面の需要を全て取り込む」と述べた。

5年3月期業績予想の黒字転換については、前提とする旅客数をコロナ禍前との比較で、国内線は平均80%、国際線は35%の水準まで回復するとした。

予測の中では考慮していない政府の観光支援策「Go To トラベル」の再開に加え、出入国制限の緩和が予想を上回るペースで進むことなど、国内・国際線、貨物の全てで「上振れ要素がある」と語った。

昨年4月に発表した4年3月期連結業績予想では35億円の最終利益を見込んでいたが、新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言や、今年に入ってからのオミクロン株拡大などにより、2度にわたる下方修正を余儀なくされた。売上高は前年比4割増の1兆203億円だった。(福田涼太郎)

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