円安、一時130円の大台突破 日銀の金融緩和維持で

1ドル=130円台を付けた円相場を示すモニター=28日午後、東京・東新橋
1ドル=130円台を付けた円相場を示すモニター=28日午後、東京・東新橋

28日の東京外国為替市場の円相場はドルに対して下落し、一時1ドル=130円の大台を突破した。日本銀行が同日の金融政策決定会合で大規模な金融緩和策を維持することを決めたと発表すると、円売りが加速。20日に付けた1ドル=129円43銭を突破し、約20年ぶりの円安ドル高水準をつけた。

景気を下支えするため金利を低く抑えている日銀と、インフレ抑制のため利上げにかじを切った米連邦準備制度理事会(FRB)の政策の違いが改めて意識され、金利が高く有利な条件で運用できるドルの需要が高まった。

日銀はこの日の会合で、指定した利回りで国債を無制限に買い入れる「指し値オペ」を毎営業日実施することも発表。その後の国債市場では長期金利の指標となる新発10年債の利回りが低下し、日米の金利差拡大による円売りを促した。

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