日銀、物価予想引き上げへ 令和4年度、原油高や円安反映 大規模緩和は維持公算

日本銀行の本店=東京都中央区(川口良介撮影)
日本銀行の本店=東京都中央区(川口良介撮影)

日銀は28日、金融政策決定会合の2日目を開いた。会合後に公表する「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」は、令和4年度の消費者物価の前年度比上昇率を1%台後半に引き上げる見通し。1月時点の予想では1・1%の上昇だった。ロシアによるウクライナ侵攻を背景とする原油や穀物の価格高騰に加え、円安進行の影響を反映する。賃金上昇を伴う2%の物価上昇目標の達成を目指し、長短期の金利を低く抑える大規模な金融緩和策は維持する公算が大きい。

外国為替市場では金利の高いドルを買って、円を売る動きが加速した。原油高や穀物高に円安が拍車をかければ、企業や家計の負担が一段と増すのは避けられない。大規模緩和を続ければ、円安がさらに進む可能性があるものの、デフレ脱却と新型コロナウイルス禍からの経済回復を支えるため、低金利環境の維持を優先する。

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